小学生のうちにやっておくべきこと

 失礼を承知の上で言わせていただきますが、

 「お子さんは、日本語をきちんと理解できていますか?」

 きちんと日本語で会話ができていれば、日本語が理解できているというわけではありません。日本語で書かれた文章を読み、それをきちんとイメージとして思い浮かべることができて、それをもとにきちんと考えることができる。そこまでできて初めて理解したと言えます。

 塾の先生であれば、100人中100人が感じることなのですが、たった1、2行の文章ですら子どもたちは正しく読めていません。正確に言うと、読むことはできる。でも正しく理解できていないのです。

 計算のように、やり方のパターンさえ覚えれば解けるという問題であれば、子どもたちは(嫌々ながらも…)やってくれますが、文章題となると、問題を見た瞬間に思考停止する子が非常に多いです。中学の数学で内申4をもらってる生徒ですら約半数はそうです。3以下であれば言うまでもありません。

 例えば、中学3年生の数学で「連続する3つの整数があり、最大の数の8倍は他の2つの数の積より2だけ小さい。このような3つの数を求めなさい。」という問題で、最大の数の8倍と他の2つの数の積でどちらが大きいのかが読み取れなかったりします。こういうのは主語と述語さえ、きちんととらえられていれば間違えようがないのですが…。

 他にも簡単な問題で、割り算を使うということに気づいても、大きい数から小さい数を割るものだと内容をきちんと読まずに勝手に思い込んでしまい、平気でおかしな答えを出してきます。 

 例 理科2年生物理 「10Ωの抵抗器に、5.0Vの電圧を加えたときの電流は?」 

 誤答→10÷5で2A 正答→V=RIの公式に当てはめて、5=10×□A よって0.5A 

  これは小学生のうちに、問題を見たあと、その意味を理解し、じっくり考えるということをしてこなかったのが原因。しかも、中学生になってから治そうにもなかなか治らないのです。

 「あ~、ただ読み間違えただけ。」「あ~、きちんと読んでなかった。」とうっかりミスのせいにする子が大半です。日本語が読めていないなんて、全く気付いてないんですよ。だって文字通り「読む」ことはできますし、毎日、日本語でコミュニケーションは取れてますから。

 小学生のうちから良質の算数文章題に触れて、一つの問題にじっくりと取り組む習慣をつけてください。計算や漢字の書き取りも非常に大切ですが、そういった頭を使わない学習ばかりやっていると、脳が思考停止してしまい、自分の頭で考えることができなくなってしまいますよ。

 子どもの才能や、可能性を閉ざさないでください。もともと子どもは柔軟で、計り知れない可能性をもった状態で生まれてきています。小学生のうちにどれだけまともな学習をさせてきたかで、中学以降の子どもの学力は決まると私は考えます。

ぷらすついーと&ぷらすぶろぐ

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